シチズン(CITIZEN)から、ベーシックなデザインが揃う「シチズンコレクション」の新作腕時計が登場。2021年10月下旬より発売される。
漆の老舗と共同開発で仕上げた“世界に1つだけ”の文字盤
「シチズンコレクション」の新作は、銀箔と漆で仕上げた文字盤を備えた機械式時計だ。
最大の特徴である文字板は、1900年創業の漆の老舗「坂本乙造商店」との共同開発によるもの。金属板に漆を塗り、その上に銀箔をまぶすようにのせる。その上からさらに塗装するという手順をすべて手作業で行うことで、ひとつとして同じものは存在しない、独特な風合いに仕上げている。
繭のやわらかな白をイメージした「繭色」
文字板は2パターンを用意する。繭(まゆ)のやわらかな白をイメージした「繭色」は、白い塗装を重ねて表情豊かな白斑(しらふ)柄に。ミラー仕上げの針を合わせて、視認性を確保した。バンドには、きめ細かで美しいつやのあるコードバンを起用している。
紅葉した森林の薄暮から着想した「鈍緋色」
「鈍緋色」は、紅葉した森林の薄暮をイメージしている。漆を塗布した金属板に硫化させた銀箔を貼り、上からぼかし塗装を施した。硫化銀箔の彩が斑柄となって現れる、趣のある表情に仕上がっている。針には、ミラーとマットの仕上げを組み合わせたリーフ針を採用。型押しした、カーフレザーのバンドを組み合わせている。
日常使いに便利な機能も
日常使いに適した機能も備えており、文字板には日付表示をはじめ、パワーリザーブインジケーターや24時間計を完備している。さらに、裏蓋はシースルーバック仕様となっており、ローターやてんぷが正確に動く様子を目視できる。